臓器移植法A案 衆議院可決

2009年06月18日

 私たちが成立を求めていました「臓器移植法案のA案」が衆議院本会議で可決しました。これで15歳以下の子供たちも日本で臓器移植の手術を受けやすくなります。A案については先に書きましたので説明は省きます。

 本会議はA、B、C、Dの4つの案を審議にかけ、まずA案から採決に入りました。どの法案かが過半数を取ればその場で過半数を取った案が可決となります。記名投票で賛成者は自分の名前が書かれた白い木の札を入れます。反対者は青い木の札を入れます。一回目にA案が260票をとりました。有効投票が420表くらいでしたので、圧倒的な過半数です。

 このときこれまで先頭に立ってこの法律の成立に尽力された中山太郎先生に向かってみんなが拍手を送りました。10年の歳月をかけての法案可決。中山先生も感無量のようでしたし、同僚議員にも涙をためている方が何人かおられました。法律の可決を待ちわびた人にはたまらない喜びでしょう。法律が一つできる時の荘厳さを味わいました。この法案は各党の縛りがなく議員の考え方において投票するものでした。A案には麻生総理は青い札をもたれていました。小沢民主党前代表は白い札でした。一人ひとりの考え方や、思想が分かって参考になりました。時には党議拘束をはずした投票もいいものです。

 後は来週、参議院で可決するかどうかです。民主党にA案反対者が多く見られました。参議院は民主党が多数ですのでどうでしょうか。出来れば衆議院に倣ってこのA案を可決成立させて欲しい。そして臓器移植を待っている方々に手術が受けられやすいような環境をつくっていただきたいと思います。