自分のやるべきこと

2009年05月14日

 昨日は民主党の党首が鳩山さんになるのか岡田さんになるのかの話題で、国会議員も記者ももちきりでした。私のところにも新聞記者の方が来て色々と解説してくれました。どちらになるかで自民党の対応も変わってきそうです。しかし、私自身にとってはあまり興味はありません。

 まず自分が何をしなくてはいけないか。そのことで頭はいっぱいです。昨日は農林水産省の方と、来年度から見直される「中山間地域の直接支払い制度」について今後、農家の方々の要望をどう取り入れていくか、を論議しました。この制度は中山間地の傾斜のあるところで棚田や畑作をやられている方とその地域に直接所得の保障をするものです。10アール(一反)あたり8千円から2万円までさまざまな所得補償の仕方があります。中山間地では大変有り難がられている制度です。5年限りのもので、10年前から始まり、延長されて今が2期目。今年で期限切れですが、見直して延長がほぼ決まっています。

 その見直しをもっと大胆にするために、熊本の農家の方の意見を農林水産省に聞かせたい、そのためにはどうすればいいか、ということを話し合っていました。

 今一番やるべきことは、一部の人でなくみんなが、集落ごと団地など地域ごとにそれぞれの人が役割を持って全部がハッピーになるためにはどうすればいいか、と考えています。そのために農業だったらこのような直接支払いや集落営農、都市部だったら町内会や団地コミュニティーの維持と活動支援。さらに高齢者の皆さんをどう社会参加させて全体を動かしていくか、などが今やるべきことと思っています。

 そのことに自民も民主もありません。「このあとまた民主ブームになったら坂本さん大変ですよ」と記者からも言われましたが、今自分がなすべきことをとにかくやっていくことーこれしかないと考えて、あえて民主党の党首選の話題には参加しないことにしています。