九州の酪農

2009年04月10日

 昨夜は九州各県の酪農を営んでおられる方々の幹部さんとの懇談会でした。熊本、特に私の選挙区は九州でも最も酪農が盛んな地域ですので、農業分野でも特に私が力を入れているところです。特にこれからの子供たちの体力などを考えた場合、牛乳の価値をもう一度みんなが認識すべきだと思っています。

 その先端を担う酪農家ですが、九州の酪農は北海道とは違います。北海道は大規模酪農で欧米に近い形態で進んでいます。しかし、府県の酪農は小規模ながらさまざまな努力をしています。中でも九州の頑張りは他地域と比べ物になりません。3月1日からキロ当たり10円の生産者乳価が値上げとなりましたが、それに伴う小売価格の値上げで、もし消費量が激減した場合、その補償をどうするかと言う点では、私をはじめ九州の国会議員が先頭を切って発言しました。結果として「とも補償」ということで十分な補償形態ができましたが、まさに九州が先導したものです。それも九州の酪農家が北海道とはまた一味違った、合理的、機能的、衛生的な酪農を懸命にやっておられるからそれに背中を押される形で、発言しています。

 昨日も焼酎の牛乳割りで乾杯。各県の方々とじっくりと話すことが出来ました。みんな酪農に誇りをもち、九州に限りない愛着をもたれていることが改めて分かりました。

 値上げ以降、消費量は10パーセントほど落ち込んでいるそうです。とも補償の対象になりそうです。しかし、人間と乳牛と自然が手間を掛けて作った健康の元となる、魔法の白い液体が水や他の飲料水と同じ価格というのは余りにも理不尽です。私も毎朝牛乳を飲んでいます。少し価格は高くても健康維持、体力増強のために牛乳を。何とかドリンクよりはるかに、健康に良い。