政治とカネの問題
2009年03月05日
民主党小沢代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。献金2500万円をゼネコンの西松建設から違法に受けたというものです。疑惑については今後、地検の捜査で明らかにされるでしょうし、それが本当に違法かどうかは裁判で裁かれることになるでしょうから、そのことについては触れません。またこれで民主党の支持率が下がり、自民党が反転攻勢に出る、などというのもあまり興味がありません。自民党は相変わらず支持率は低いでしょうし、反省すべき点もまだまだ多い、と思います。
そのことより「政治とカネ」について厳密に守っていこうとするなら、かなりきつい一定の覚悟と辛抱が必要ということです。私は「政治とカネの問題を一掃する」ということで出馬しましたので、この問題については自分自身もかなり神経を使っています。一円からの領収書、献金も全て透明にしています。その代わり事務所はいつも火の車です。辛抱に辛抱を重ねて生活していかなくてはなりません。
政治の乱れは常にこの政治とカネから生まれます。カネのかかる選挙をすると、結局どこからか援助をしてもらわなくてはなりません。頻繁に料亭などに行けば当然お金は足りなくなります。運転手付きの車で行き来するなら、これも人件費やガソリン代が要ります。日常の生活は地味に、歩ける所は歩いて、事務所経費も可能な限り節約して、というのが私および私の事務所の考え方です。
おととい赤坂の宿舎に帰るとき、近くの豪華マンションにテレビカメラが並んでいました。そこが小沢代表の個人事務所だったんですね。そのマンションは亡くなられた世界的建築家と有名女優のご夫妻も住んでおられた所で、相当のお金がなくては住めるものではありません。そんな所に政治家の事務所を置くこと自体が私の感覚からすれば信じられません。お金がいるはずです。
どちらにしても私は、つましく生活して国会に出していただいている一人として国会議員としてやるべきことをしっかりやっていく、という考えでこれからも進んでいきます。