政治家の言葉の軽さ

2007年12月14日

 政治家の言葉がこんなに軽いものか、そして言った後の軌道修正がこれほど聞きづらいものか、と改めて感じました。
 年金の公約違反に対する総理や官房長官の言葉です。自分が発言した言葉がこれほど反発を招くとは思われていなかったんでしょう。そこに二重に意味の問題があります。
 ひとつは、言葉が安易に使われていること。「選挙中だから短縮して言ったのではないか」などという発言はまず言葉にもなっていません。
 二つ目は、庶民の気持ちが分かっていらっしゃらないということ。年金にどれだけ国民が敏感になっているかという認識に深く欠けています。このような認識ならまたいつか、年金問題が出てきたとき失言が出ることになるでしょう。

 とにかく今は生活が厳しい。出費と収入には国民は大変な神経を遣っている。出費はオイル高騰や穀物高騰によるガソリンや食品の値上がり。収入は年金や給料の目減り、逆に公務員の実質的給与上昇に対する不満、などが渦巻いていることです。そこをもっと肌で感じるべきです。 

 そんな中に今日、国会が来年の一月十五日まで再延長されます。これもおかしな話。民主党が法案に対して審議もしない採決もしない、そんな中で腹の探りあいをしたまま国会を延長などすべきではありません。特に年末、厳しい年越しを控えている国民の生活のことを考えると、選挙区に帰りもっといろんな不満を聞くべきです。野党民主党の責任も大きい。
 そんなわけでもないんですが、今日、本会議終了後、火曜日まで熊本に帰ります。